運をよくしようという人は、言葉遣いに注意しなければなりません。
1.積極的な言葉を使う
人の心は、その人の使う言葉に影響されます。そして、人の心はその人の運命を形作っていきます。
稲盛和夫さん(京セラ・KDDI創業者)も『京セラフィロソフィ』(サンマーク出版刊)という著作の中で、心の大切さを説いていらっしゃいます。
人生や仕事の結果は、才能や情熱よりも、心が大切とおっしゃっています。
よい心を作るために、積極的な言葉を幸せ気分で使わなくてはいけません。
英語で言えばポジティブな言葉です。
2.ポジティブな考え方
ポジティブな考え方は、よく言われることですが、コップに半分水が入っている状態をどう表現するかに表れています。
ポジティブ………“まだ半分もある”
ネガティブ……… “もう半分しかない”
雨が降ってきた時も
ポジティブ………“雨が降って適当なおしめりだ”
ネガティブ………”雨が降ってうっとうしいなぁ”
財布に1,000円札が一枚入っている時
ポジティブ………“1,000円入っている。何に使おうか。”
ネガティブ………”1,000円しかない。何も買えない。”
人生においても日々の生活においても、嫌なことは日常茶飯事的に起きます。
その時の考え方が大事です。
私はいつも何がおきてもポジティブに考えるようにし、その言葉を使うようにしています。
何かにぶつかって肘の皮がむけた時は、「なんてラッキーなんだ。流血にならなかった」。
駅に向かう途中、ハトの糞が手に落ちてきました。
「運がついた! なんてラッキーなんだ」
私は哲学者、中村天風さんの下記の言葉が好きです。
20年間、時々心に唱えてきました。
「たとえ身に病があっても、心まで病ますまい。
たとえ運命に非なるものがあっても、心まで悩ますまい」
「私は力だ。力の結晶だ。
何ものにも打ち克つ力の結晶だ。
だから何ものにも負けないのだ。
病にも運命にも、否、あらゆるすべてのものに打ち克つ力だ」
私はこの20年間、2回の手術入院を体験しました。
人生においては4回の入院があります。
組織内での昇格、降格は当たり前です。
今、幸せ気分で過ごせるのは、積極的な考え方のおかげです。