長所を伸ばせば、短所は見えなくなります
長所と短所はコインの表と裏の関係です。長所を伸ばして集中していけば、その裏側の短所はなくなりませんが、隠れて目立たなくなっていきます。
作家の五木寛之さんは"人間は短所で成り立っている。短所を取ってしまうと、その裏側にある、長所もなくなってしまう。"と書いています。
また、三国志には、"長所を尊び、短所を忘れる"という言葉が書かれています。
私の短所はおしゃべりです
私は今までの人生で2回失敗をしています。
その2つともおしゃべりで口が軽いことから出た失敗です。
大学を卒業した後、証券会社で社長の秘書として働いていました。人事情報に触れる機会がありました。その情報を発表より前にしゃべったことがありました。人事部長より大変叱られたことがあります。もう1つの失敗もおしゃべりが原因でした。
手相の勉強を始めて、鑑定に出るようになると、おしゃべりが仕事になりました。勉強すればするほど、しゃべればしゃべるほど、お客様に喜ばれるようになりました。何と楽しい仕事なんだと思えるようになりました。それも短所であるおしゃべりを情報伝達、占いという仕事で長所として伸ばしていったのです。
短所を忘れると一流の人になれます
相手の短所を見て、イライラしたり、ムカついたりしたりすることもあるでしょう。
しかし、人は一人では生きてはいけません。好むと好まざるとに関わらず、他人と関わりながら生きていくしかありません。
スムーズな人間関係を築いて行くためには、短所には目をつむり、良いところを見てつきあっていくことが大切です。
三流は短所を言わない人。
二流は知らんぷりする人。
一流は忘れる人。
自分の才能発揮にも、対人関係においても、短所を忘れるというのは大切なことです。
短所を忘れ、直さないことによって、同じ時間とエネルギーを長所に集中すれば、超一流の人になれます。