短所があるということは、助けてもらえることがあるということ
短所は直さなくてよいだけではないのです(当ブログ2017.01.13)。
もっといいことがあります。
短所が多いということは、自分では苦手でできないことが多いということにもなります。
短所を直そうとすると、長所を伸ばすより何倍ものエネルギーや労力、時間がかかります。
それだけの力を使っても短所は直らないことがほとんどです。
ストレスになり、苦しみにもなってきます。
短所があるということは、自分ではできないのでまわりの人から応援をもらえるというすばらしい個性を持っているということなのです。
短所があるということは、それだけで可能性があるということです。
短所があるから自分はダメな人間と思わないで、そのままでよいのです。
短所の部分は人に頼めばよいのです。そして自分が長所のところでやってあげればよいのです。
例えば慎重で臆病な人が、自営業を始めようとか、企業家になりたいのなら、大胆で積極的な人、行動的な人とパートナーを組めばよいのです。
反対的に、大胆な人が創業者になりたいのなら、堅実で慎重な人に応援を頼めばよいのです。全部自分一人でやろうとすると、大きくなりません。
技術が得意だけれど数字は苦手な人は、すばらしい会計士を雇えよいのです。
病気があって体が弱い人は、体力のある人に来てもらえばよいのです。
意識やエネルギーは長所に集中させましょう
「幸翁は病気を敵とするのではなく、病を味わう、病気と仲良くするというわけです。病気を敵視して、治そうと頑張って、病気に意識やエネルギーを集中しないことが、幸翁の長年の病気の経験からのコツのようです。病気に意識を集中しても、楽しくありません。また、何の進歩もありません」
『松下幸之助の菜根譚』皆木和義著、あさ出版刊
自分の短所に意識やエネルギーを集中してはいけないのです。まずはその裏にある長所に意識やエネルギーを集中して、人の上に立つようになれば、他力で大きくしていけばよいのです。
短所に悩み、落ち込み、夜寝る前にもそのことばかり考えているようなことがあってはいけないのです。
何かを考えるのなら、自分の長所を考え、それをいかに伸ばすかを思い浮かべながら寝た方がましです。
短所は直した方がよいという意見が世の中には多いのは知っています。
でも私は、自分の長所に集中し、伸ばし、幸せのサポートをして世界貢献したいと考えています。
病気は友人です。