1.声をかける
精一杯良い授業をしようと、いつも考えています。しかし風邪をひいて喉がヒリヒリし、鼻水も出ます。
頑張ろうと思いながらも、ちょっと下を向いて駅への道を歩いていた時のことです。
駅の方から来た30〜40代の外国人の男性とすれ違いました。すれ違いざまに「おはよう」と声をかけてもらいました。まだまだ還暦のおばさんでも女性として認めてもらえたのかなぁと、勝手に思って幸せ気分になりました。
風邪が吹っ飛んだ気分になりました。
声をかけることは、他人を幸せにするのだと改めて思い、日頃心がけています。
スポーツクラブに行く途中、2匹の犬を散歩させているご夫婦に会いました。
自分の家の犬の方がかわいいと内心は思いましたが、「かわいい!」と声をかけました。ご主人がニコッとしたのがわかり、とても喜んでいらっしゃいます。その喜びの波動が伝わり、私も幸せ気分になりました。
先週、名古屋校に出張しました。授業までに時間があるので、地下街の喫茶店で置いてある雑誌を読んでいました。席に案内された時、となりのお客様が新聞や雑誌を横に広げて、私の席の方まで置いていました。何か言おうかなぁと一瞬思いましたが、相手に不快感を与えるといけないので、まあいいやと考え黙っていました。
しかし、ちょっとムッとしたのは確かです。周りのことを全然気にしない人だと思ったのです。
私が2冊目の雑誌を持って席に戻った時、その人が「この雑誌も読みますか?」と声をかけてきたのです。私の心は一瞬にして幸せ気分になりました。いい人だったのだ。何か言わなくてよかった。
どんな時でも声をかけることは、自分も他人も幸せ気分にすることができます。
2.おいしいものを食べる
人間修業のため、歴史本を読み始めました。手持ちの司馬遼太郎の『関ヶ原』3冊をブックオフさんに売りに行った帰り、北方謙三の『水滸伝』20冊を買って帰りました。
デイパックに20冊を入れ、背負って家まで歩き始めたのはいいのですが、本は重いです。途中でへたばってしまいました。入ったことのないcafeに立ち寄り、ガトーショコラとコーヒーを注文して、買った『水滸伝』を読み始めました。
幸せの時間を過ごしました。甘いものは闘病中のため控えていたのですが、たまにはいいものです。ガトーショコラの糖分が脳に回って、本が読み進みました。